銀行業務検定試験 年金アドバイザー3級

年金相談会といえば社会保険労務士と思われるでしょうが、多くの社会保険労務士試験受験者は年金を苦手にしています。というより、もともとの法律が選挙対策なのか、その時代の受給者に対する優遇措置を残すための繋ぎ合わせの難解な法律となっているため、完璧に理解するのは不可能と言ってもいいかもしれません。

勉強すればするほど、世代間の格差を感じさせれます。自分たちが受給する時には財源なくなるので、税金か取りやすいところからとすると社会保険料は激増します。「断言できます」というと、詐欺みたいですが、間違いありません。社会保障とか、耳障りの良いことはですが、今のうちに、いろいろと支給額を切り下げないと、まともに働くより、生活保護のほうが良い時代になりますね。

私も、なんとなく年金をやり過ごし社会保険労務士試験には合格しましたが、実務で年金相談を受けるようになると、ちょっと怪しいところがでてきます。社会保険労務士連合会での研修会もありますが、微妙な内容であるので、初心に戻る気持ちで年金アドバイザー3級を受験してきました。

試験会場の外はこんなところ。天気も良く、横須賀米海軍基地も見渡せる場所。まさに試験日和。


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年金アドバイザー3級の試験は年2回、3月と10月に開催されます。合格率は4割弱の検定試験ですから、合格すること自体は難しくはありません。しかし、成績優秀者に贈られるメダルとなると簡単ではありません。3級の試験での最優秀賞となるとほぼ100点満点。

満点狙いで受験するため、TAC年金アドバイザー3級講座を受講し、さらには受験生時代の宮島先生のデジボを引っ張り出し万全の態勢で挑みました。合格発表は約1か月後。社労士の合格発表までは試験日から2か月半あることを考えると早いですね。

銀行業務検定試験は受験票に写真の添付が不要であったり、監督も大きな部屋に2人だったり、他の検定試験も同時だったり、さすがにトイレまでマンツーマンでマークされる社労士試験と比べると緩い感じでした。

良いところとしては解答用紙には事前に名前や受験番号の記載がされているので、受験番号等のマークミスの心配を合格発表前にしないで良いところでしょうか。また、マークシートには解答順に矢印→の記載もあり、マークミスの心配が社労士試験と比べると格段に少なくなっています。

社労士の選択式解答用紙は自分が受験したときは、たしか上段左→右・下段左→右の順だったと記憶していますが、合格発表まで上下上下とマークしたんじゃないかと、いらない心配していたことを思い出します。

さて、今回の試験の注目点としては、法改正ど真ん中、被用者年金一元化法より、問11.第1号厚生年金被保険者~第4号厚生年金被保険者の4つの種別に区分される点から出題がありました。問39.経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金もテイストが変わっていて良問であると思いました。社労士試験と比べると、実務的な良問が多いですね。

年金アドバイザー3級と社会保険労務士、どちらを先に受験したほうが良いかといった相談があります。詳しくはTAC無料セミナー動画を参照してもらえば良いかと思います。

社労士試験ではこの数年、毎年のように新形式・新傾向の問題が出されています。たとえば、平成25年選択式「社一・ブラジル」、平成26年択一式「個数問題」、平成27択一式「国年問10(老齢基礎年金額の計算式)」がありますが、これらはすべて年金アドバイザー3級の勉強をしておけば解答できる問題、もしくは新形式の問題にびっくりしない訓練になりました。年金科目のオプション講座を受講するより効率的かもしれません。

余裕があれば、ちょうど年金科目を勉強している頃の3月に次の年金アドバイザー3級の試験があるで、社労士と年金アドバイザー3級を同時に勉強してしまうのが効率的かもしれません。休みの日は勉強だけで終了しますが、たった1年間だけだと思えば頑張れるのではないでしょうか。

10/28追記

本日17時、第132回銀行業務検定試験の正解表が公開されました。リンク→経済法令GROUP

満点狙いで受験しましたが、自己採点の結果は1問不正解の98点。メダルは甘くないですねメダル狙いで何度も受験する方も多い年金アドバイザー3級試験ですが、受験を趣味にしては仕事にならないので、自戒の意味を込めて3月は2級を受験します・・・

間違えたのは 後半の技能・応用問45.「年金受給権者 受取期間変更届」の個数問題。①~④すべて適切と判断し、「5」をマーク。正解表は「4」でした。①年金コードは必ず記入するが×。前回までですと〇でしたが、法改正ど真ん中からの出題で今回は×。

しっかり、日本年金機構のHP(→リンク 年金受給権者受取機関変更届)に丁寧にも記入例とともにアップされていますね。それも試験日の3日前に受給しているすべての年金を変更する場合はレ(チェックマーク)で良くなったそうです。しかし※にはすべて記入と あり、微妙な問題である気もします。

が、社労士の選択式試験と比べれば理不尽さはそれほどではないので、あきらめもつきますね。名刺にメダル保持者とか記載しないし。。。

やはり、あきらめつかないかもメダル欲しかった~

11/29追記

11月26日発送の成績通知書がようやく届きました。結果は自己採点通りの98点。最優秀賞をちょっと期待してましたが、やはり成らず。満点の方は問.45の「年金受給権者 受取期間変更届」の個数問題、実務でチェックされていたのでしょうね。おめでとうございます。このなんとも言えない微妙な気持ちを胸に来年3月6日(日)実施の年金アドバイザー2級試験に臨もうと思います。

第132回 銀行業務検定試験 年金アドバイザー3級 結果

受験者数 11,330名
合格者数 4,967名
合格率 43.84%

ちなみに合格していても再度受験することはできます。また、3月の試験では2級と3級を同時に受ける方もいるようですが、私は2級単独でいきます。試験マニアじゃないもので・・・名刺に最優秀賞とは書かないし(負け惜しみ)。合格率は先日の第47回(平成27年度)社会保険労務士試験の2.6%と比べるとその差は。。。

某社会保険労務士の先生がおっしゃっていた、「合格率10%超えたら試験じゃない」というのを思い出しました(冗談ですよ)。

しかし、試験というのは合格が目的ではありません。その後、どのように活かすか、あるいはいやらしい話ですが、「金」になるかというのが大切なのです。全力で合格し、その後の社会保険労務士業務に生かすため年明けからTACの講座に通います。ちなみに受付開始されてます。なお、年金相談会レベルなら、3級で十分です。2級は年金マニア向けです。

現在は年金相談業務を主として行っておりませんが、年金相談業務を「金」にならないからか、敬遠する先生が多く見受けられます。信金等の無料相談に任せておけば良いという先生もいますが、私はそこにビジネスチャンスがあるとみています。が、ビジネスチャンスが無かったとしても、顧問先の社長に社長個人の年金聞かれて答えられないのも恥ずかしいですし。。。

勉強しておくと、知ったことを誰かに話したくなりますよね。その程度でも良いので、勉強はしておいた方が良いですよ。