おトクな国民年金保険料の納付方法は?

第1号被保険者(自営業者等)に対して日本年金機構より、平成30年度の国民年金保険料の口座振替のご案内が送付されています。


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平成30年度の保険料額は16,900円×保険料改定率です。(16,340円)平成30年度からの2年前納額が決定していないので、参考に平成29年度の割引額をもとに、ざっくりと試算してみましょう。

参考:平成29年度の割引額

口座振替 現金・クレジットカード
・電子納付
早割
(当月末納付)
50円 な し
6月前納 1,120円 800円
1年前納 4,150円 3,510円
2年前納 15,640円 14,400円

日本年金機構のHPには「口座振替でのお支払い(一番おトクな納付方法)」とハッキリと記載があります。上記のように確かに一番おトクそうですが・・・

しかし、クレジットカードで支払うとポイントが付与される(※カード会社によって付与されない場合がある)ので、結果的にはクレジットカードによる納付が一番おトクです。ただし、ポイント還元率はカード会社によって0.4%~1%程度と差があるため、おトク感に差は出ますが。。。

2年前納で納付の場合、平成29年度の割引額ですと口座振替のほうが1,240円おトクですが、2年分の保険料は約38万円。0.4%の還元率であっても約1,500円分のポイントが付与されるので現金よりおトクですね。ちなみに自分のカードは0.4%の還元率でした。。。

なお、クレジットカードによる納付はねんきんネットに登録すると、届出書が印刷できるので少しだけ楽できます。ただし、電子申請はできないので最寄りの年金事務所に直接届けるか郵送となります。郵送の場合、口座振替のご案内に同封されていた返信用封筒(日本年金機構 事務センター宛てのもの)は使用できませんので要注意です。

なぜ、電子申請できないのでしょうか。

また、ねんきんネットへの登録は年金事務所の窓口でも担当者が熱心に推進していますが、登録したくない方は窓口で直接届出書をもらうか、下記リンクより印刷してください。

日本年金機構リンク→国民年金保険料に関する手続き

クレジットカードによる納付の仕方(ねんきんネットの場合)

1.ログイン

2.届書の作成

3.2-5 国民年金保険料をクレジットカードで納めたいとき

4.入力後、印刷して年金事務所へ。(郵送可)

※平成30年~31年の2年前納保険料が確定したら、追記します。

18.1.30追記

厚生労働省より、「平成 30 年度における国民年金保険料の前納額について」プレスリリースがありました。

(1) 6ヶ月前納の場合の保険料額(平成 30 年4月~平成 30 年9月分の保険料または平成 30 年 10 月~平成 31 年3月分の保険料が対象)
・口座振替の場合:96,930円(毎月納める場合より1,110円の割引)
・現金納付の場合:97,240円(毎月納める場合より 800円の割引)

(2)1年前納の場合の保険料額(平成 30 年4月~平成 31 年3月分の保険料額が対象)
・口座振替の場合:191,970円(毎月納める場合より4,110円の割引)
・現金納付の場合:192,600円(毎月納める場合より3,480円の割引)

(3)2年前納の場合の保険料額 (平成30 年4月~平成 32 年3月分の保険料額が対象)
・口座振替の場合:377,350円(毎月納める場合より15,650円の割引)
・現金納付の場合:378,580円(毎月納める場合より14,420円の割引)

※クレジットカード納付の前納の保険料額は現金納付と同じ金額になります。

なお、日本年金機構等のHPでは平成29年のママとなっています。2年前納現金納付が一番割引額が大きくなっていますが、口座振替との差額は1,230円。クレジットカード納付の場合、カード会社によるポイント還元率にもよりますが、378,580円分のポイントが付与されるのでおトクではないでしょうか。

なお、前述の通り、カード会社によってポイントが付与されない場合もありますので、クレジットカード納付を選択する場合は、事前にカード会社に問い合わせましょう。

18.5.7追記

平成30年度の改定率は0.998と昨年と同様でした。満額の老齢基礎年金額は780,900円×改定率となっているため、今年度の年金額は以下のようになります。

平成30年度の年金額

給付種類
年金額
老齢基礎年金(満額) 779,300円
障害基礎年金(2級) 779,300円
遺族基礎年金 779,300円
子の加算額(第2子まで) 224,300円
子の加算額(第3子以降) 74,900円